フィラリア予防「ネクスガードスペクトラ(大型犬用15~30kg未満)」
◆特徴を調べてみた
◆効果・効能を調べてみた
この薬は、これひとつを月1回投与するだけで、犬糸状虫(フィラリア)症の予防や、ノミ・マダニの駆除、また、各種消化管寄生虫(回虫・条虫・鉤虫)の駆除が可能です。犬が好む牛肉風味の味付けがなされたチュアブルタイプのため、簡単に投与することができます。
飲み薬であるため、スプレー剤やスポット剤と異なり、シャンプーや雨の日の散歩、プール遊びの影響を受けず、安定した効果を発揮することができます。作用機序としては、寄生虫の神経系細胞間のシグナルを阻害することで死に至らしめます。
ノミ寄生については、投与後6~8時間以内に、迅速な駆除が可能です。また、その迅速な作用により、寄生したノミが新たな卵を産む前に駆虫できます。ノミアレルギー性皮膚炎のコントロールにも有効です。
ダニについては、投与後48時間以内に駆除作用を発揮します。これらの作用は1カ月持続します。犬糸状虫症の予防も、一カ月に一度の投与で、確実に行うことができます。定期的な投与は、あなたの犬を健康に保ち、人獣共通感染症からも、あなたの家族を守ることにつながります。
近年、国内でも問題となっている重症熱性血小板減少症候群(SFTS)については、ペットのマダニが媒介したと考えられる例が散見させており、ダニのコントロールはより一層重要となっています。この薬剤の安全性については、ヨーロッパ10ヵ国における犬408頭を対象とした調査にて、有害事象は認められておらず、安全性は確立されています。
◆有効成分を調べてみた
◆用法と用量を調べてみた
- こちらは大型犬(体重15~30kg未満)を対象とした、チュアブルタイプの経口投与薬となります。
- 1回につき1チュアブルを、そのままおやつとして、もしくは食事に混ぜて犬に与えてください。
また、犬糸状虫症の予防には、同様に毎月1回、1カ月間隔で、蚊の発生1カ月以内から発生終息1カ月後までの間、投与することが望ましいです。 - 投与後、吐き戻しがあった場合は、薬剤の効果が担保されません。再投与前に獣医師の診察を受けることを推奨します。
◆日本での価格を調べてみた
日本国内でネクスガードスペクトラを入手する場合には、動物病院で犬糸状虫(フィラリア)抗原の検査をしてもらったうえで、感染がなければ処方してもらいます。
動物病院で実際にかかる費用は、だいたい次のようになります。
診察料:~1,000円
犬糸状虫(フィラリア)抗原検査:1,000~2,000円
ネクスガードスペクトラ 90:1錠あたり約3,900円
日本国内で本剤を手に入れる場合、動物病院での診察料・犬糸状虫の抗原検査と1年間(7~8回)の予防薬代で、費用は総額30,000円~35,000円(税抜き)になることが多いです。
インターネットサイトで入手する場合は、獣医師の診察が必要ありません。処方箋不要で、24時間注文が可能です。動物病院へ行く時間がない場合等に有効です。
ただし、薬の到着までしばらく時間を要します。
薬剤の価格としては動物病院で入手する場合に比して安価となる場合が多いです。
こちらの方法は、動物の状態を熟知しており、本剤の投与による危険がないと判断される場合にのみ推奨致します。
◆副作用を調べてみた
- Afoxolanerを有効成分とする製剤を投与した臨床試験において、嘔吐・下痢がみられたとの報告があります。
- 動物の健康状態によっては、副作用の出る確率が上昇します。愛犬への投与前に、獣医師による診断・処方を受けられることを推奨します。
- 副作用が認められた場合は、速やかに獣医師の診察をお受けください。
- 動物の健康状態によっては、副作用の出る確率が上昇します。愛犬への投与前に、獣医師による診断・処方を受けられることを推奨します。
- 副作用が認められた場合は、速やかに獣医師の診察をお受けください。
◆使用禁忌を調べてみた
- 用法・用量を厳守して下さい。
- 8週齢未満の幼犬、または体重2kg未満の犬では使用できません。
- 生後6週間より前の幼犬への投与はできません。
- 犬糸状虫抗原の陽性犬における本剤の使用については評価されていません。事前の抗原検査をお勧めします。
- 本剤の繁殖への影響、または妊娠中および授乳中の雌犬における安全性は評価されていません。
◆レビューについてを調べてみた
◆さらに詳しいレビュー情報
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