日本で初めての治療薬「ベセルナクリームジェネリック5%(イミクアッド)」
◆特徴を調べてみた
イミクアッドは、性行為感染症である尖圭コンジローマの日本で初めての治療薬ベセルナクリーム5%のジェネリック医薬品です。1日1回週3日気になる部位に使用するだけで、尖圭コンジローマだけでなく、皮膚癌の原因にもなる日光によるシミ(日光角化症)にも治療効果をあらわします。
◆効果・効能を調べてみた
イミクアッドは、日本では持田製薬から製造・販売されている尖圭コンジローマ治療薬ベセルナクリーム5%のジェネリック医薬品の塗り薬です。有効成分としてイミキモドを5%配合し、1日1回週3日使用することで性行為感染症として有名な尖圭コンジローマだけでなく、皮膚癌などの原因にもなりうる日光や紫外線によるシミ(日光角化症)の症状を治療します。
尖圭コンジローマとは、性器や肛門周囲に疣贅(イボ)ができる疾患のことです。疣贅(イボ)の大きさは1~3mm程度です。尖圭コンジローマの原因は、性行為やそれに類似する行為によってヒトパピローマウィルス6あるいは11というウィルスに感染することで起こります。場合によっては、性行為だけでなくサウナや公衆浴場等の場所でもウィルスに感染することがあります。
ウィルスに感染してすぐに症状が発現するわけではなく、3~32週間の潜伏期間を経てから疣贅(イボ)などの症状があらわれます。そのため、自分がいつウィルスに感染したのかが非常にわかりにくいのが尖圭コンジローマの特徴です。尖圭コンジローマは男性よりも女性に多く、とくに若い方に多いのも特徴の1つです。ヒトパピローマウィルスは子宮頸癌の原因にもなりますので、女性の方は速やかな治療が必要です。
有効成分のイミキモドは、インターフェロンα製剤といわれるお薬です。使用することで体内の免疫機能に影響を与え治療効果をあらわします。イミクアッドの有効成分イミキモドは、患部に使用することでインターフェロンαの産生を促進し、ウィルスの増殖を抑えます。それだけでなく、各種免疫細胞を活性化させウィルスに感染した細胞を攻撃するという作用でもウィルスの増殖を抑制します。
日光角化症は、日光を慢性的に浴びて、紫外線刺激を皮膚が受けることで誘発される疾患です。日光に当たりやすい顔面、耳介、前腕、手背部の皮膚で起こりやすいのが特徴です。主な症状として、1~2cmほどの大きさでカサカサとした紅く斑状のシミが現れることが多いです。 そのまま症状を放置すると皮膚癌の原因になることもあるので、速やかに日光角化症を治療する必要があります。
日光角化症は、慢性的な紫外線刺激により皮膚細胞のDNAがダメージを受けていることが多く、免疫機能が低下している状態にあります。有効成分イミキモドの日光角化症への治療メカニズムは完全には明らかになっていないのですが、この免疫機能の低下を改善することで治療効果をあらわしていると考えられています。
◆用法と用量を調べてみた
イミクアッドの有効成分イミキモドは、尖圭コンジローマ(外性器または肛門周囲に限る)と日光角化症(顔面または禿頭部に限る)の治療に使用されています。
尖圭コンジローマ(外性器または肛門周囲に限る)の治療の場合:
- 疣贅(イボ)のある部位に適量をとり、1日1回寝る前に週3回塗ってください。
- 塗った後はそのままの状態を保ち、朝起きた後に塗った薬剤を石鹸などを用いて洗い流してください。(目安として塗布後6~10時間後)
- 使用期間は原則として16週間までとしてください。
日光角化症(顔面または禿頭部に限る)の治療の場合:
- 治療する部位に適量をとり、1日1回寝る前に週3回塗ってください。
- 塗った後はそのままの状態を保ち、朝起きた後に塗った薬剤を石鹸を用いて洗い流してください。(目安として塗布後8時間後)
- 4週間使用後、4週間塗るのをやめて、症状が改善したら治療を終了してください。
- 効果が不十分な場合はさらに4週間塗るようにしてください。
どちらの症状でも、使用部位に対してクリームが見えなくなるまですり込むようにしてください。
連日での使用するのを避け、1日おきに月・水・金、あるいは火・木・土などのように週3回塗るようにしてください。
誤った部位への使用を避けるため、外性器または肛門周囲の疣贅(イボ)のみに塗る場合は、手鏡などを使用して使用部位をよく観察しながらの塗ることが推奨されています。
◆日本での価格を調べてみた
日本の病院からは、イミクアッドの先発品であるベセルナクリーム5%を処方してもらうことができます。
日本の病院から、イミクアッド1箱3袋分と同じ量をベセルナクリーム5%で処方してもらうのにかかるコストは、
- 病院での診察・処方料:3,500~4,500円
- ベセルナクリーム5%の価格:1袋1,168.5円☓3袋=約3,510円
合計で約7,010~8,010円になります。
保険が適用されて3割負担になることができれば約2,110~2,410円程度になります。
◆副作用を調べてみた
イミクアッドの有効イミキモドは、使用することでいくつかの副作用が起こることが報告されています。
- 主な副作用として、紅斑、びらん、表皮剥離、浮腫(むくみ)などの使用した部位の皮膚障害あるいは疼痛、刺激感、瘙痒感が起こることが報告されています。
- 女性の場合、膣口および尿道口付近にイミキモドを使用すると、疼痛や浮腫(むくみ)を起こし、排尿困難にまで至ることがあります。
- 皮膚の重度炎症症状に先行あるいは並行して、悪寒、発熱、筋肉痛等のインフルエンザになったときのような症状が出ることも報告されています。
- 発熱、悪寒、筋肉痛等の症状が出てきた場合は、皮膚障害が起こらないか十分に観察しイミキモドの使用を中断するかなどを検討するようにしてください。
- イミキモドの使用部位およびその周囲に色素沈着を起こすことも報告されています。これらの色素沈着は、イミキモドの使用を中止しても症状が改善しないことがあるので注意してください。
- イミキモドを1日おきに使用するなど正しい用法で使用せず、連日で使用してしまったり、塗った後適切な時間が経過しても洗い流さない場合、副作用が重度になりやすいことがわかっています。そのため、適切な用法・用量でイミクアッドを使用するようにしてください。
◆使用禁忌を調べてみた
イミクアッドの有効成分イミキモドは、以下のような方あるいは部位には使用することができません。
- イミクアッドの含有する成分に対して、過敏症やアレルギー症状を起こしたことがある方。(使用することで再度過敏症を起こすおそれがあります)
- 尿道、膣内、子宮頚部、直腸および肛門内のイボに対してのイミキモドの使用。(使用により重篤な皮膚障害が起こるおそれがあります)
これら以外にも、イミキモドを使用するのに注意が必要な方がいます。
持病のある方や、継続している薬・サプリメント・健康食品がある方は、イミクアッドの使用が可能か医師・薬剤師に相談するようにしてください
◆レビューについてを調べてみた
彼と同棲をはじめてすぐの頃、陰部に小さなイボのようなものを発見しました。
その頃はコンジローマという病気を知らなかったため、すぐ治るだろうと気にしていませんでした。
2週間程経った時にイボが増えていることに気付き、怖くなり調べるとコンジローマと知りました。
病院へ行くのも怖く、どうにか治せないかと思っていたところにベセルナクリーム等の塗り薬に出会いました。副作用にただれ等と書かれていたため躊躇しましたが病院へ行かずに治せるならと、購入しました。
届いた時は生理だったので生理が終わってから塗り始めました。
使い方は1週間に3回、1日置きに塗布(清潔で乾いた状態で)。7〜10時間後に必ず洗い流す。少し面倒でしたが、治すために徹底しました。
塗り始めて2回目までは何も変化はありませんでした。
3回目は少し痛みが出てきました。イボが下着に擦れて引っかかるような感覚でした。
4回目以降はただれてきて座ったり排尿時に激痛が。シャワー時もとにかく痛い。少し血も出てる。
ネットでただれは治ってきている証拠と書いてあったのでひたすら我慢しました。
2週間経った頃、ただれが痛すぎるため薬を塗る間隔を3日に1回にしました。(1度だけ)
すると次に塗る頃にはイボがなくなっていました。
もっと早い段階で薬を購入していればこんなにただれと戦わずにすんだのかもしれません。笑
治ってから3週間経ちますが再発は今のところないです。
◆さらに詳しいレビュー情報
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