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筋肉や脂肪組織による糖の吸収・利用を促進「ピジョン(塩酸ピオグリタゾン)」

 

ピジョン(塩酸ピオグリタゾン)30mg

徴を調べてみた

 

2型糖尿病治療に使用される血糖降下内服薬は大きく分類すると「インスリンを出しやすくする薬」・「インスリンを効きやすくする薬」・「食事中の糖の吸収を抑えたり排泄を促す薬」の3つに分類されます。

ピジョンは「インスリンを効きやすくする薬」に分類される血糖降下薬です。

インスリンに対する身体の感受性を高めることで、インスリンの身体への効能を高めて血糖値を下げます。

そのため「インスリン抵抗性改善薬」とも呼ばれます。

肥満気味で、インスリンに対する感受性が鈍くなりインスリンが効きにくくなったことが原因で血糖値が上昇した方に特に適しています。

◆効果・効能を調べてみた

 

血糖をコントロールする働きを持つインスリンというホルモンの分泌量が減少したり働きが悪くなると血糖値が上昇し、常に正常範囲を超えた状態が2型糖尿病です。

2型糖尿病生活習慣病のひとつであり、治療せず放置すると、手足の痺れ(神経障害)や壊疽、眼疾患(網膜症)、腎臓病(糖尿病性腎症)などの多岐に渡る重大な合併症を誘発する恐ろしい疾患です。
血糖値を適切にコントロールすることは、将来起こり得る命に関わる疾患や延命に繋がります。

ピジョンの有効成分ピオグリタゾンの主な作用は、「インスリン抵抗性改善作用」です。
筋肉・脂肪組織などの末梢器官に血糖を取り込みやすくします。

こういった組織に取り込まれた糖分は身体活動をするためのエネルギー源として利用されるため、血糖が下がりやすくなります。
この作用は、有効成分ピオグリタゾンがPPARɤという受容体を刺激してホルモンの一種であるアディポネクチンを増加させるとともに、インスリンの感受性を悪くさせるTNF-αという物質の働きを抑えるためだと言われています。

また、「肝臓での糖新生抑制作用」もピオグリタゾンの作用のひとつです。
肝臓には糖分が「グリコーゲン」という糖の前駆体の状態で貯蔵されています。

有効成分ピオグリタゾンはこのグリコーゲンが糖になって血中に送られるのを抑制し、血中の血糖値を下げます。 
更に、「脂質減少作用」もあります。

有効成分ピオグリタゾンはPPARɤを活性化させることにより血糖値を下げると先述しましたが、PPARɤを活性化するとアディポネクチンが増えることで脂質が下がる作用があるため、結果的にコレステロール中性脂肪などの脂質が低下します。
そのため有効成分ピオグリタゾンは血糖を下げるだけでなく、コレステロール値や中性脂肪値の低下、それに伴います動脈硬化の進行を抑制する効果が期待できます。

有効成分ピオグリタゾンにインスリン自体を増やす作用はないため、主にインスリン分泌能が低下しているタイプの糖尿病の方にはあまり効果が期待できないことがデメリットです。

ピジョンは単独で使用する他、作用の異なる糖尿病治療薬と併用する機会も多いです。
尚、ピジョン単独での使用時は低血糖は起こりにくいです。

ただし、特に女性では有効成分ピオグリタゾン特有の副作用である浮腫(むくみ)が起こりやすいため注意が必要です

◆有効成分を調べてみた

 有効成分としてピオグリタゾン30mgを含有しています。

◆用法と用量を調べてみた

 

  • 通常成人はピジョンを1日1回15~30mg、朝食前もしくは朝食後に服用します。
  • 年齢や症状によって適宜増減しますが、1日の最大用量は45mg(1.5錠)となります。
  • インスリン注射を使用している場合は、1日の最大用量は30mgです。
  • 副作用が現れる恐れがあるため、半分に切って15mg(もしくはそれ以下)から開始してください。
  • 飲み忘れた場合、昼までに気付いたら昼食前もしくは昼食後に服用して構いません。昼以降の場合は1回分飛ばしてください。一度に2回分を服用しないでください。

最大限の効果を得るために

  • 食事療法・運動療法も並行しましょう。また、飲み忘れがないように服薬管理をしましょう。

併用して相乗効果のある薬剤

  • 十分な効果が得られない場合、医師の指示に従って他の血糖降下薬との併用やインスリン療法の検討を推奨します。

◆日本での価格を調べてみた

 

ピジョンの有効成分ピオグリタゾンは日本でも「アクトス」という商品名で販売されており、多くの医療機関で頻繁に処方される人気の薬です。

アクトス30mgの薬価は1錠117円なので、30錠処方してもらう場合の薬代は3,510円になります。
ここに診察料・処方料などの受診費用が加わると総額ではおよそ8,000円前後になるかと思われますが、保険適用の3割負担でおよそ2,400円前後になります。
ただし、血液検査などがあった場合は更に1,000〜数千円追加されることを想定してください。

◆副作用を調べてみた

 

  • ピジョンなど血糖降下薬全般で注意すべき副作用は、薬の作用で血糖値が過度に下がる低血糖症状です。
  • 震え、悪寒、動悸、冷や汗、動悸、強い空腹感、脱力感、目のちらつき、イライラ、倦怠感、意識障害、けいれんなどが代表的な低血糖症状です。低血糖症状が発現したら、すぐに砂糖・ジュースなどの糖分を摂取してください。
  • 症状が重い場合や改善しない場合は直ちに医療機関を受診してください。
  • 有効成分ピオグリタゾン特有の副作用で、浮腫(むくみ)が多く報告されています。特に女性の浮腫発現率は10%以上です。
  • 浮腫が酷いと主に心臓など臓器に負担がかかる恐れがあるため、手足の浮腫、体重増加、動悸などの症状に注意してください。
  • その他、肝機能値の異常、血圧上昇、心胸比増大、心電図異常、発疹、かゆみ、吐き気、胃部不快感、食欲亢進、骨密度低下などの症状が稀に報告されています。
  • はっきりとは判明しておりませんが、2年以上の長期間の服用になると膀胱がんの発症リスクやや高まるという海外の研究報告があります。腎臓が弱い方、膀胱がんの既往症や家族歴がある方は注意してください。
  • 滅多に起こりませんが、重大な副作用として心不全、重い肝障害、横紋筋融解症、間質性肺炎が挙げられるので念のため注意してください。

◆使用禁忌を調べてみた

 

上記に該当する方はピジョンの服用を控えてください。

循環器系疾患、肝障害、腎障害、脳下垂体機能不全、副腎機能不全、膀胱がんの既往症、栄養不良状態、衰弱状態、高齢者の方はピジョンの服用に慎重な注意が必要です。必ず医師に相談の上で服用を検討してください。

他の血糖降下薬と併用する場合は低血糖症状にくれぐれも注意してください。
また、他にも飲み合わせに注意が必要な薬が多数存在します。何らか薬を服用中の方は必ず医師か薬剤師に確認してください。

飲酒は血糖値に影響をきたす恐れがあるため、なるべく控えましょう。

◆使用にあたって注意事項を調べてみた

 

  • 低血糖症状が発現した時は、すぐに糖分(砂糖10g程度もしくはジュースがお勧めです。)を摂取してください。
  • 一定時間が経っても症状が改善しない、意識混濁など症状が重い場合はすぐに医療機関を受診してください。
  • 適切な血糖を維持するには、食事療法と運動療法がとても重要です。
  • 食事療法・運動療法をしても血糖値が正常値まで下がらない場合に薬物療法を検討してください。
  • 薬物療法を開始しても食事療法と運動療法は継続してましょう。
  • 必ず定期的に医療機関で必要な検査を受けてください。

 

ビューについてを調べてみた

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 飲みやすい大きさです。錠剤のパッケージもコンパクトです。まだお試しなので効果はわかりませんが、しばらく使ってみようと思います。パン食やラーメン、パスタが多い食生活が続く時は利用するつもりです。

◆さらに詳しいレビュー情報

は商品画像からお願いします。

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ピジョン(塩酸ピオグリタゾン)30mg