抗真菌（カビ）症治療薬「ダイフルカンジェネリック」
◆特徴を調べてみた
ダイフルカンジェネリック150mgは、世界的に有名な製薬企業であるPfizer（ファイザー）社が製造・販売しているジフルカンといわれる抗真菌薬のジェネリック医薬品です。
服用することで真菌（カビ）を殺すことができ、真菌によって引き起こされる感染症を治療することができます。
主に性病として有名なカンジダ症やクリプトスコッカス症の治療に使用されています。
ダイフルカンジェネリック150mgは、インドに拠点を持つCipla（シプラ）社によって製造・販売されています。
シプラ社は、インドのムンバイに本社を構える製薬会社で1935年に設立された歴史のある企業です。
シプラ社は日本ではあまり知られていませんが、インド国内ではジェネリック医薬品シェアの多くを占めています。
インドのジェネリックに関する制度は独特のため、高品質な医薬品のジェネリックを安価に製造することができています。
ダイフルカンジェネリック150mgもそんな高品質なジェネリックの1つで、安価でありながら先発品のジフルカンに負けず劣らずの優れた治療効果があります。
◆効果・効能を調べてみた
◆有効成分を調べてみた
有効成分フルコナゾールは、1978年にファイザー社（英国、サンドウィッチ研究所）で開発されたトリアゾール系の抗真菌薬です。
関亜銃で抗真菌薬として使用されており、日本でも1984年に開発に着手し、1989年3月にカプセル及び注射剤として承認されています。
服用することで、病気の原因となる真菌の細胞膜の生合成を阻害することで抗真菌作用をあらわし、治療効果をあらわします。
◆用法と用量を調べてみた
- カンジダ症
通常、成人にはフルコナゾールとして50～100mgを1日1回服用します。 - クリプトスコッカス症
通常、成人にはフルコナゾールとして50～200mgを1日1回服用します。なお、重症又は難治性真菌感染症の場合には、1日量として400mgまで増量できます。 - 造血幹細胞移植患者における深在性真菌症の予防
成人には、フルコナゾールとして400mgを1日1回服用します。 - カンジダ属に起因する膣炎及び外因膣炎
通常、成人にはフルコナゾールとして150mgを1回服用します。
最大限の効果を得るために
- 錠剤には服用量を簡単に調整できるように、半分に割りやすくするための割線がついています。
- 必要であればピルカッターを使用するなどして正確な量を服用するようにしてください。
◆日本での価格を調べてみた
日本では先発品のジフルカンを処方してもらうことができます。
ジフルカンはカプセル50mg、100mgや注射、粉薬等の様々なタイプの剤型があります。
今回のダイフルカンジェネリック150mgの1箱15錠分と同じ量を病院から処方してもらうには、ジフルカンカプセル50mgが45カプセル必要です。
日本の病院から、ジフルカンカプセル50mgを45カプセル処方してもらうのにかかるコストは、
初診料・検査料：3,500～4,500円
ジフルカンカプセル50mgの価格：1カプセル474.1円☓45カプセル＝約21,340円
合計で約24,840～25,840円かかります。
保険適用で3割負担でも約7,460～7,760円もかかってしまいます。
◆副作用を調べてみた
＜深在性真菌症治療の場合＞
有効成分フルコナゾールは、日本での開発時及び承認後6年間（平成元年3月31日～平成7年3月30日）の腸さにおいて、989例中63例（6.37%）に副作用又は臨床検査値異常が認められました。
- 副作用の主なものは、悪心（0.30％）、下痢（0.30％）、発疹（0.20％）、浮腫（0.20％）等でした。
- 臨床検査値異常の主なものは、ALT（GPT）上昇（1.52％）、AST（GOT）上昇（1.21％）、Al-P上昇（1.01％）等でした。
＜カンジダ属に起因する膣炎及び外因膣炎の場合＞
承認時の臨床試験において、157例中12例（7.64％）に副作用又は臨床検査値異常が認められました。
- 主なものは、下痢（1.91％）、悪心（1.91％）でした。
◆使用禁忌を調べてみた
- 次の薬剤を投与中の患者
トリアゾラム（ハルシオン等）、エルゴタミン（クリアミン配合錠）、ジヒドロエルゴタミン（ジヒデルゴット等）、キニジン（硫酸キニジン）、ピモジド（オーラップ）、アスナプレビル（スンベプラ）、ダクラタスビル・アスナプレビル・ベクラブビル配合錠（ジメンシー配合錠） - 本剤に対して過敏症の既往歴のある患者
- 妊婦又は妊娠している可能性のある患者
◆レビューについてを調べてみた
◆さらに詳しいレビュー情報
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